BCP(事業継続計画)と聞くと、分厚い計画書を作る大企業の話に思えるかもしれません。しかし中小の整備工場・車販店にとって、実効性があるのはもっと単純です。事務所が使えなくなっても、データが残っていれば商売は再開できる——ここから始めるのが最短距離です。
整備工場が止まる原因は、ほとんどが「場所」への被害
- 集中豪雨・台風による浸水
- 火災・地震
- 空き巣によるパソコンの盗難
- ランサムウェア感染による業務停止
建物・工具・リフトは保険と資金で復旧できます。従業員も戻ってきます。しかし顧客データ・車検満了日・売上と未収金の情報だけは、お金では買い戻せません。
2つの目標値を決めるだけでBCPになる
| 指標 | 意味 | 整備工場での目安 |
|---|---|---|
| 復旧目標時間 | 何時間・何日で業務を再開するか | 数日以内に受付と請求を再開できる状態 |
| 許容できるデータ損失 | どこまで遡ってやり直せるか | 最大1日分(=1日1回以上のバックアップ) |
この2つを決めると、必要なバックアップの頻度と保存先が自動的に決まります。詳しくはバックアップの頻度で解説しています。
今日からできる4ステップ
- 守るべきデータを書き出す:整備システムの業務データ、電子請求書、記録簿、写真
- 保存先を事務所の外にも作る:クラウドバックアップを1本追加する
- 自動化する:人が覚えておく運用をやめる
- 復旧手順を紙で残す:連絡先・システム名・復元の流れをA4一枚に
「新しいパソコンで、続きから始められる」状態をつくる
被災した工場が最も困るのは、事業を再開できても顧客に案内が出せないことです。データさえ残っていれば、新しいパソコンに整備システムを入れて復元し、翌週から車検の案内を再開できます。クラウドバックアップ機能(30日分)は、この「続きから始められる」状態を、追加の機器なしで作るための機能です。
整備システムのデータ、いまのバックアップで戻せますか
日本カーネットでは、自動車整備システムをお使いの工場さま向けに、親機を起動しておくだけで自動的にクラウドサーバーへ保存するクラウドバックアップ機能(30日分)をご用意しています。現在の保存先・頻度・世代数をお聞きし、どこにリスクが残っているかを無料でご説明します。
クラウドバックアップの仕組み・導入前チェックリスト・料金の考え方は 自動車整備ソフトのクラウドバックアップ 完全ガイド でまとめています。